ダブリンを拠点とするIoT企業のDavra社は、スマートシティ、交通、ロジスティックス、エネルギー、ヘルスケア等、様々な業界でIoTプラットフォームを提供しておりますが、持続可能な社会を推進するため、環境にやさしいテクノロジーの利用を支援しています。膨大なデータの中から、大気汚染のモニタリング、環境災害の防止等、適格な情報を活用し、よりクリーンに、且つエネルギー効率の高い方法で環境の改善扱うにはどうすれば良いか、ご提案させて頂きます。
Davra社のデジタルプラットフォームはデータの収集、保存、管理、および報告機能の強化や、カスタマイズされたITコネクタで活動をモニタリングします。これらのコネクタを使用することにより、企業は自社の業務活動を「監視」できるようになります。また、機器類のパフォーマンス、従業員の行動習慣、交通パターン、電力使用量など、業務の最適化に必要な項目をリアルタイムでレポートすることが可能です。業務の最適化はコスト節減や利益率の向上につながるだけでなく、エネルギー効率の改善や持続可能性の確保、および資源の保全にも関わってきます。
鉱業分野では、人工衛星による地中での業務のモニタリングにDavra社のプラットフォームを活用しており、何らかの異常があればすぐに従業員に警告し、事故を回避できるようにしています。こうしたIoTの利用により、人命の救助や周辺の農地の保護、さらには壊れやすい景観の汚染防止が可能になります。アイルランド国内では、配水管網の水漏れが問題でしたが、現在では、Davra社のテクノロジーで、過疎地域も含め、Irish Water社の配水管網全体の配管モニタリングが可能になりました。これにより、Irish Water社では1ヵ月あたり1,500件の水漏れを解決するという目標を達成し、毎日1億6,600万リットルの水が節約されています。
環境に優しい未来をすばやく実現するための活動
Davra社は単なるデータ収集、問題の早期発見だけでなく、顧客企業が課題を解決できるよう支援することを最優先にしています。ひとたびエラーが検出されると、Davra社の技術アナリストチームにアラートが通知され、直ちに解決策の検討が行われます。アナリストチームの存在は、従来型のアプローチに比べると非常に早期に問題を特定し、取るべき対策の意見をまとめ、リモートで修正を実行することができます。資源や危険な毒素の流出、資源の浪費など、環境的に注意を要する問題では、即時に対応することが極めて重要です。
2019年、Davra社はガートナー社から優れた有力IoTプラットフォームメーカーとして挙げられ、企業リストのトップに名を連ねました。同社は、ピアインサイトや顧客インサイトによる評価でMicrosoftや日立などをも上回る最高の評価を受けました。Davra社は、データ収集やコスト削減の実現だけでなく、データに起き得る事態を考慮し、さらに持続可能でより良い世界を実現するためにデータをどのように利用するかについても注力しています。